アルコール度数の高いワインの楽しみ方と度数を決める要素を紹介

ワインを選ぶ時、多くの人が注目するのは味や香りですが、実はアルコール度数も見逃せないポイントの1つです。アルコール度数は、単に酔いやすさを決めるだけでなく、飲み心地や料理との相性にも影響を与えます。本記事では、ワインのアルコール度数を左右する要素や、度数が高いワインの楽しみ方について紹介します。
この記事を読むための時間:3分
ワインのアルコール度数の目安
ワインのアルコール度数の平均は約12%で、ビール(約5%)や日本酒(約15%)と比べると中間的な位置にあります。ただし、種類や商品によっても異なるため、あくまでも目安として考えると良いでしょう。
ワインのアルコール度数を決める要素
ワインのアルコール度数は、以下の通りさまざまな要素によって決まります。
- ぶどうの糖度
- 気候と日照量
- 収穫時期
- 製造時の発酵期間
以下では、アルコール度数に影響を与える要因について詳しく紹介します。
ぶどうの糖度
ワインのアルコール度数を左右する最も基本的な要素は、ぶどうに含まれる糖分の量です。ワイン造りでは、ぶどうに含まれる糖分が酵母によって分解されることでアルコールが生成されます。したがって糖度が高いぶどうを使うと、発酵により生成されるアルコールの量が増えるため、結果的にワインの度数が高くなるのです。
気候と日照量
ぶどうの糖度に影響を与える要因として、産地の気候や日照量が挙げられます。気候が温暖で日照量の多い地域ではぶどうがよく熟し、糖度が高くなります。そのため、アメリカのカリフォルニアのような地域では、アルコール度数の高いワインが生まれやすくなるのです。反対に、気温が低く日照量が少ない地域では、ぶどうの糖度が低くなるため、アルコール度数も控えめになる傾向があります。
収穫時期
ぶどうの収穫時期も、ワインのアルコール度数に影響を与える要素です。通常より遅く収穫されたぶどうは糖度が高いため、発酵過程で多くのアルコールが生成され、度数の高いワインになります。また、収穫時期を遅らせることで、果実の甘みが凝縮され、より深みのある味わいのワインになります。
製造時の醗酵期間
ワインのアルコール度数は、製造時の発酵期間によっても大きく左右されます。酵母の働きによって糖分がアルコールへと変化するため、発酵期間が長く続くほど、アルコールの割合が高くなるのです。反対に、発酵を途中で止めれば糖分が分解されずに残るため、甘口でアルコール度数の低いワインになります。
アルコール度数の高いワインの楽しみ方
アルコール度数の高いワインは重厚で存在感があるため、肉のグリルや濃厚なソースを使用した煮込み料理など、しっかりとした味付けの料理とよく合います。また、少し冷やして飲むと、香りや味わいがより整うため、室温よりも少し低めの温度で保管しておくと良いでしょう。
小さめのグラスに少量ずつ注ぎ、ゆっくりと味わうことで体への負担を軽減しながら、複雑で奥行きのある風味を楽しめます。アルコールの吸収を穏やかにするためにも、水や料理と一緒に楽しむようにしましょう。他にも、アルコール臭が気になる場合は、デキャンタに移し替えることで和らげられます。
ワインごとの度数を理解して美味しく楽しもう
本記事では、ワインのアルコール度数に影響を与える要素や、度数の高いワインの楽しみ方について紹介しました。ワインのアルコール度数は、ぶどうの糖度や収穫のタイミングなど、多くの要因によって決まります。軽やかで飲みやすい低アルコールのワインから、深い味わいを楽しめる高アルコールのワインまで、それぞれに異なる魅力が詰まっています。
料理やシーンに合わせて適切な度数のワインを選べば、楽しみ方の幅がさらに広がるでしょう。ぜひ今回紹介した内容を参考に、自分の好みやシーンに合った度数のワインを見つけてみてください。

