ワインの辛口と甘口の違いとは?味が異なる理由と味の見分け方を解説

ワインの味にはさまざまな種類がありますが、大きく分けると辛口と甘口に分類できます。しかし、味の違いはなんとなく分かっても、ワインにおける辛口と甘口が具体的に何を意味するのかを正確に理解している方は少ないのではないでしょうか。そこで本記事では、各違いについてわかりやすく解説します。ワイン選びの際にも役立つ知識ですので、ぜひ参考にしてください。
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ワインの辛口と甘口の違い
ワインにおける辛口と甘口の違いは、飲んだ時に感じる甘みの強さによるものです。ワインの甘さは、ぶどうが持つ自然な糖分から生まれますが、製造する過程で調整され味わいが決まります。以下では、辛口と甘口それぞれの特徴について詳しく紹介します。
辛口ワインの特徴
辛口ワインは、甘みが少なくスッキリとした味わいが特徴です。シャープで引き締まった印象を与え、料理の美味しさを引き立てるため、さまざまな料理に合わせやすいです。発酵によってぶどうの糖分のほとんどがアルコールに変化するため、残糖量が少なく、甘みが抑えられた味になります。シャルドネやソーヴィニョン・ブランは、辛口ワインに用いられる代表的なぶどう品種です。
甘口ワインの特徴
甘口ワインは、一口飲むとまろやかな甘さが口に広がるのが特徴です。ぶどう本来の糖分が多く残っているため、フルーティーな味わいを楽しめます。リースリングやシュナン・ブランが、甘口ワインの代表的な品種として知られています。親しみやすい味わいのため、お酒にあまり慣れていない方は、甘口ワインから試してみるのも良いでしょう。
辛口と甘口を決める要素
ワインが辛口か甘口かを決定づける最大の要素は、残糖量と呼ばれる最終的にワインに残る糖分の量です。ぶどうを発酵させる過程で、糖分は酵母によってアルコールに変化します。この発酵をどの段階で止めるかによって、残糖量が決まります。発酵を途中で止めて糖分を多く残すと甘口ワインになり、発酵を続けて糖分をほとんどアルコールに変えると辛口ワインになるのです。
辛口と甘口の見分け方
実際に飲んで確かめる以外にも、ワインが辛口か甘口かを見分ける方法はいくつかあります。以下ではアルコール度数とワインラベルの表記に注目した方法を紹介します。お店で購入する際にぜひ参考にしてください。
アルコール度数
ワインは、糖分がアルコールに変わることで、甘さの抑えられた味わいになります。そのため、アルコール度数が高いほど糖分が少なく、辛口になる傾向があります。一般的に、アルコール度数が12.5%以上であれば、辛口と考えて良いでしょう。ただし、アルコール度数の高い極甘口ワインも存在するため、あくまで目安として捉えてください。
ワインラベル
スパークリングワインの場合、ラベルに記載されている呼び名を見れば甘口か辛口かを判断できます。スパークリングワインは、製造する時、味を調えるためにドサージュ(Dosage)という甘さを加える工程があります。意図的に甘さを調整できるため、残糖量に応じて呼び名が決まっているのです。以下は、残糖量ごとの代表的な表記です。
- 残唐量3g/L未満:Brut Nature(ブリュット・ナチュール)、Pas Dose(パ・ドゼ)、Dosage Zero(ドザージュ・ゼロ)
- 残唐量0〜6g/L:Extra Brut(エクストラ・ブリュット)
- 残唐量12g/L未満:Brut(ブリュット)
- 残唐量12〜17g/L:Extra Dry(エクストラ・ドライ)
- 残唐量17〜32g/L:Sec(セック)
- 残唐量32〜50g/L:Demi-Sec(ドゥミ・セック)
- 残唐量50g/L超:Doux(ドゥー)
味の違いを理解して、シーンに適したワインを選ぼう
本記事では、ワインの辛口と甘口の違いについて解説しました。それぞれの特徴を理解することで、シーンに合わせたワイン選びがしやすくなります。例えば、魚料理と一緒にさっぱりと楽しみたい時は、辛口ワインが、デザートと一緒にリラックスした時間を過ごしたい時は、甘口ワインが適しています。今回紹介した内容を参考に、料理やシーンを思い浮かべながら、自分にぴったりの1本を選んでみてください。

